研究発表会
◆ 第21回研究発表会
宗教指導者(僧侶,牧師,司祭)が宗教心理学を行う意義について考える
−実証的宗教心理学の挑戦(3)−
- 日本心理学会第88回大会:2024年9月6日(金)〜9月8日(日)
- 会場:熊本城ホール(ハイブリッド開催:対面とオンラインの併用)
- 企画趣旨
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宗教は、「信仰は個人のものである」と言われるように個別性が強い傾向にある。しかし、心理学的研究は一般化・普遍化・平均化へと向かう方向性を有しているため、個別性の強い「宗教/スピリチュアリティ」とは相性が悪く、「宗教/スピリチュアリティを実証的に扱うのは難しい」と言われてきた。実際、そのことが主な理由で実証的宗教心理学は永きにわたって沈滞していたとの経緯もあった。しかし、国内外を眺めてみると、宗教/スピリチュアリティにまつわる問題が様々なところで生じており、「扱うのが難しい」から心理学では扱わないと言い続けるわけにはいかないように思われる。企画者は、この困難な課題を解決するヒントが「実証的宗教心理学に取り組んでいる宗教指導者」にあるのではないかと考えたのである。彼らの様々な取り組みを見ていく中で、自身の宗教と心理学が内在し、両者のバランスを取りながら、自らのアイデンティティを形成していくその姿に、宗教界にとっても、心理学界にとっても新たな道筋をつけるヒントがあるように思えてならないのである。本シンポジウムでは、真正面からこの問題を考え、議論することにより、新たな世界を拓く一歩としたい。
企画・司会 松島公望(東京大学)
- 当日資料
- 話題提供
- 1.辻本 耐(南山大学社会倫理研究所)
- 寺院後継者としてのライフコース選択における(宗教)心理学との関わり
- 当日資料
- 2.河村 諒(愛知県立大学看護学部)
- 宗教的な関わりの実践における宗教家が宗教心理学を扱う意義
- 当日資料
- 3.河村従彦(KCPS カワムラカウンセリングルーム)
- 宗教がバランスを回復するきっかけを探って―プロテスタントの視点から
- 当日資料
- 4.西脇 良(南山大学)
- 心理学の一部門である宗教心理学において宗教者が果たす役割は何か
- 当日資料
- 指定討論
- 5.大村哲夫(上智大学)
- 当日資料